道場破りに憧れていた万屋です。
最近は野生動物が人里へ降りて来て人に危害を与えているニュースが多いですね。
鹿や猪、猿などは農作物中心で直接的は人的被害は少ないですが、
熊の場合は命にかかわることもあり、特に問題視されています。
熊の爪は太くて鋭く尖っており、力も強いので引っ掻かれただけで骨まで達するような大怪我となります。
昔から山には熊も棲んでいるのですが最近になって人里へ降りて来るようになったのは山の樹木を伐採したことで、
木の実などの野生動物の食料が無くなり仕方なく降りて来るとの見解が多いようです。
それも確かにあると思いますが、どうもそれだけでは無いようです。
10年ほど前には熊の数は減っていて絶滅の危機があると報じられていたのに、
僅かな期間にそんなに増えるものなのでしょうか?
どうも当時の生物調査の在り方を検証する必要がある気がします。
私はそれより以前から普通に山に入っていますが、
山の中で遭遇する熊の数はそれなりに多く、珍しいものではありません。
山の熊が里に降りて来るのであれば現在山に棲む数は?
それは単純な引き算なので小学生でも解ることですね。
しかし実際は山の中にも多いのです。
決して絶滅を危惧されているようなことは無い数です。
そのためか、最近では「絶滅に瀕している」などと言われなくなりました。
確実に昔から増え続けているのが実際です。
その原因として狩猟を生業としていたマタギなどの猟師の減少もあり、
また自然保護とかの団体の抗議によって熊を獲ることが悪行のように言われることなど、
昔と違って人々の自然に対する接し方も変わって来ています。
増えることで縄張りを追われ里へ下りたた熊が起こすニアミスによって、
そこには美味しい果物や餌をくれる人間が居るので味をしめているのでしょう。
熊は案外学習能力が高い知能の持ち主なのです。
当たり前に熊に遭わないようにするため山へ入る時は音の出る鈴やラジオなどを持参することを勧めていますが、
今年はその音を聴いた熊が、人が居て餌を持っていることを知って襲って来た事故がありました。
今後、こうしたことは更に増えることでしょう。
そして最悪は肉の味を知った熊が人肉を求めて自発的に人間を襲うようになること・・・
そんな時が近いように気がします。
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