高山には有名な朝市もありますが年に一度の二十四日市もあります、万屋です。
「二十四日市の日は天気が荒れるぞ」のジンクスがありますが、
今年は良い天気に恵まれました。
確か昨年は吹雪の日だったと思いますが、
穏やかだと歩くのは楽ですが、荒れた方が風情がありますね。
二十四日市と言うのは年に一回、1月24日に立つ市のことを言います。
旧暦の正月前で、いわば年末の大市になります。
近在からは農家の人が木や竹、藁などで作った手作りの製品を持って行って売り、
代わりに迎春準備の年越し鰤や食品などを買って帰るのです。
今は新暦でそぐわないですが、飛騨高山の風物詩として残っています。
近在に伝わる民芸品の実演もあり、今年も有道の杓子や小屋名のしょうけ(竹ザル)、宮の一位笠が出店されていましたが、
江名子のばんどり(蓑)のブースは無かったです。
こうした伝統工芸品は後継者不足のため風前の灯のようで残念ですね。