2025/01/31

飛騨高山 二十四日市

 高山には有名な朝市もありますが年に一度の二十四日市もあります、万屋です。



「二十四日市の日は天気が荒れるぞ」のジンクスがありますが、

今年は良い天気に恵まれました。

確か昨年は吹雪の日だったと思いますが、

穏やかだと歩くのは楽ですが、荒れた方が風情がありますね。


二十四日市と言うのは年に一回、1月24日に立つ市のことを言います。

旧暦の正月前で、いわば年末の大市になります。

近在からは農家の人が木や竹、藁などで作った手作りの製品を持って行って売り、

代わりに迎春準備の年越し鰤や食品などを買って帰るのです。

今は新暦でそぐわないですが、飛騨高山の風物詩として残っています。


近在に伝わる民芸品の実演もあり、今年も有道の杓子や小屋名のしょうけ(竹ザル)、宮の一位笠が出店されていましたが、

江名子のばんどり(蓑)のブースは無かったです。

こうした伝統工芸品は後継者不足のため風前の灯のようで残念ですね。




↑ 宮の一位笠


↑ 有道の杓子



↑ 上2枚 小屋名のしょうけ


↑ 飛騨名物 あげづけ


↑ 塩鰤


↑ 柴田の醤油味噌



↑ 上2枚 谷松の黒砂糖かちわり販売






2025/01/29

新春 郡上八幡散策

 歴史を感じる古い町並みに憧れる万屋です。



夏の徹夜踊りで知られる郡上八幡、

久し振りに静かな街並みを散策して来ました。

ここも最近観光地化してか、町中も整備されて美しく整っていて、

歩いていても風情を感じます。

観て周るのもコンパクト化しているので何処へ行くにも楽です。


公衆トイレも多く、観光客に優しいおもてなしが感じられます。

今回は冬と言うこともあってお城には行きませんでしたが、

立派な天守閣がある郡上八幡城から眺める八幡の町も絶景です。

















2025/01/27

アルプス展望公園 スカイパーク

 「むずねっこ」って解りますか?飛騨弁で直ぐ近くのことを言います、万屋です。



高山の市街地の西側の小高い丘の上にあるアルプス展望公園、

そこからは町並みの向こうに飛騨山脈が良く見えます。

特に乗鞍岳は直ぐ後ろに屏風のように聳え立っています。

天気の良い日は市民はもちろん、最近では観光客も訪れているのを見掛けますが、

市のガイドブックには記載が無く、おそらくSNSで知って訪れられるのでしょう。


飛騨山脈の北は北ノ俣岳から南は乗鞍岳まで見渡すことが出来て、

いかにも山岳都市高山の感があります。

昔は高層建築もほとんど無かったのですが、最近は10階建てほどのビルが多く建ち並んでいます。

ほとんどがホテルですが、それもまた観光都市高山を思わせる景観です。





↑ 市街地の東に聳える乗鞍連峰




↑ 笠ヶ岳


↑ 槍ヶ岳(中央左の尖った山)


↑ 穂高連峰






2025/01/25

令和7年 飾り物展

 チョチョイノチョイ!”余裕のよっちゃん”、万屋です。



飛騨高山独特の文化である飾り物展が今年も催されました。

この行事もまた私のブログでは毎年の常連ネタなっていて、

今回も楽しく拝見し、取材をして来ました。


飾り物とは身近にある道具をお題に見立てて並べた高尚な趣味です。

今年のテーマは歌会始のお題の「夢」と今年の干支の「巳」でした。


そのテーマと関係のある物を選び、小道具を使って様を表すのですが、

干支の「巳」では「蛇に睨まれた蛙」や「八またの大蛇」「三すくみ」などが多かったです。

皆さんやはり考えることは同じのようですが、

人によっての表現の違うところが面白いです。


来年の干支は「午」ですから参加者の方はこれから作品を何にしようかと考える日々でしょう。

まだ早いですが来年もまた観に行きたいと思っています。


















2025/01/23

飛騨古川 三寺参り

 飛騨には他の土地に無い風習が多くありますよ、万屋です。



浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の遺徳を偲んで、

飛騨市古川町にある西本願寺派の円光寺、本光寺、真宗寺の三か寺をお参りするのを三寺参りと言い、

今年も1月15日に行われました。


この行事に昔は信州の製糸工場へ出稼ぎに行っていた娘たちが正月に帰郷し、

連れだってお参りに行くことから年頃の男性もまた嫁を探しに出掛けたことで、

「嫁を見立ての三寺参り」とも言われています。


市の中央を流れる瀬戸川の畔に献灯台が設けられ、

良縁を願掛けする人は白い蠟燭を、年願成就した人は赤色の蝋燭を立てて手を合わせます。

また流し灯篭も流されて行く様子は一つの風物詩となっています。




















2025/01/21

晴れて映える飛騨山脈

 飛騨の冬の晴れ間はとっても貴重に思える万屋です。



空が青いほどに映える雪山、真っ白な雪さえ碧みを帯びたように見えます。

ただこんな日の朝は放射冷却で気温が低いことが多いのです。

日差しで少し温かみが感じられるように見えますが、

この時の気温は-10℃、とても寒かったです。


こんな日は山脈の山頂にいると眺めもさぞかし良いことでしょう。

ただそこに辿り着くのが大変です。

つい先日も遭難事故があり、捜索のヘリコプターが飛んでいました。

どうかご無事で・・・






2025/01/19

飛騨のどんど焼き

 地球温暖化、最近は何でも燃やせなくなりましたね、万屋です。



正月飾りや前年のお札、お守りなどを焚き上げて頂くどんど焼き、

所によっては左義長などとも呼ばれていますね。

私も持って行きましたよ。


宮司のお払いの後、玉櫛も奉納させて頂き、前年のお礼と今後の無事を祈らせて頂きました。

その後、大きな火に、持って行ったしめ縄などを焚き上げてもらって終了。


今年もどうが平穏無事な一年でありますように・・・