美味しいものは最後に取っておきたい万屋です。
10年ほど前までは食べられるきのことしての認識が無く、
どの図鑑でも食毒不明菌の扱いをされていたハイカグラテングタケ、
ここ数年でその美味しさから人気が出て来ました。
と言うのもこのきのこが属するテングタケ科のきのこは良質なアミノ酸が含まれ、
とても美味しいとされています。
特にタマゴタケなんかは古くから安心で美味しいきのことして良く知られていますね。
一方で猛毒のきのこも含まれており、中毒も時には死に至ることもあるため取り扱いは要注意の仲間です。
ハイカグラテングタケが注目に値しなかったのはおそらくその容姿で、
見た目には学校の廊下を拭いて周った汚れ雑巾(例えが悪いですが)のようであり、
イメージからして美味さは感じられないからでしょう。
しかし一旦、流水で洗えばこの汚い粉状のものもきれいになります。
後は普通のきのこと同じように調理するだけですが、
ホヤやナマコ同様に最初に食べた人は偉いですね。
今回はナスと合わせて油炒めで食べましたが、
ごま油の香りとコクのある旨味でとても美味しく頂くことが出来ました。
私個人の意見を言えばマツタケより味、食感とも上級のきのこと思います。
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