子供時代は鯉のぼりとは無縁だった万屋です。
私の子供時代の昭和30年代前半はほとんどの庶民の家では鯉のぼりなど揚げることがありませんでした。
それだけ戦後で物資が不足していたからでしょうけど、
かと言って不満を述べる子供も少なかった時代でした。
誰もが無くて当たり前で有れば贅沢と思っていたのでしょう。
それが今は物資が豊富なのに揚げる家が少ない・・・
少子化だとか核家族でマンションやアパート暮らしが多いからだとか・・・
揚げることなく不要になった鯉のぼりはひな人形同様にこうして一堂に集められて日の目を見ています。
普通ならおじいちゃんが毎朝、日課のように掲げていたはずだった鯉のぼり、
五月の風に集団で気持ち良く泳ぐのを見て何とも複雑な気持ちになりました。
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