2025/05/31

モンカゲロウの飛翔

 子供の頃のカレーと言えばオリエンタルマースカレーを良く食べていた万屋です。



今夜はカレーです。

昔はちょっとしたご馳走感があったカレーですが、それは幾切れかの豚肉が入っていたからでしょう。


さてカレーとは関係のない話題ですが、

子供の頃、この時期の夕方に少し大きめの蚊のような虫が空中を上下に飛んでいなかったですか?

私たちはそれを「上がり下がり」と呼んでいました。

まさに動きをそのまま名前にしただけですが、子供の内ではそれで通っていました。

その頃は正式な名前なんかどうでも良かったのです。

束の間の遊び道具になればそれで・・・


それが、モンカゲロウと判ったのは随分経ってからのこと、

透けた翅の真ん中に黒い紋があるからでしょう、

覚えやすい名前ですね。

それが先日の夕食の後。外へ出たらいくつかが群れて飛んでいました。
















2025/05/29

新緑の木地屋渓谷 

 笠ヶ岳に田植え準備のサインの馬形・・・この季節のお約束ですね、万屋です。



真っ白な飛騨山脈がシャチ模様になると山里は緑に色付いて来ます。

奥飛騨に春が来ると長かった冬が嘘のようにも思えます。


雪に閉ざされて人を寄せ付けなかった木地屋渓谷を覗いてみました。

奥山の雪が溶け出しているからでしょう、渓の水量も普段より多い気がします。

水中は見られなかったですが、きっと岩魚も元気に餌を漁っているのでしょう・・・


水辺には色々な花も咲いていました。

これからの季節、訪れるのが楽しみです。
















2025/05/27

アマツバメの飛翔

 若い頃の髪型は「角刈り」でしたが今は髪が薄くなり、もう出来ない万屋です。



なかなか見る機会が少ないアマツバメが頭上に群れで飛んでいました。


名前は「ツバメ」となっていますが、一般のツバメやイワツバメのグループとは違うアマツバメ科に属しており、祖先からしてツバメの一族とは違うようです。

ツバメと言えば早く飛ぶ鳥のイメージで飛び方が上手なのですが、

アマツバメは更に高等な飛び方をするようです。


大きく口を開けたまま飛び、空中に漂っている虫をあたかもトロール船のように捕らえるのはなかなかの狩り上手です。

名前に「雨」が付いているのは雨が降ると群がって飛ぶ習性から付けられたと言われています。




















2025/05/25

山菜 採り頃のハンゴンソウ

 山菜採り、わらび目なら任せて下さい・・・万屋です。


少しマイナーな山菜のハンゴンソウですが、好きな人にはたまらなく美味しいと評判です。

高原などへ行ってわらびを採る時など案外近くにあるものですが、

知らない人には目に映らないかも知れませんね。

葉先を揉んで匂いを嗅ぐとキク科独特の強いアクの有る香りがします。

嫌いな人はそれがそもそもダメだそうですが、

そのアクも茹でて水に晒すことで薄められて食べやすくなります。


食べ方としては新芽の部分は天ぷらやおひたしに、茎は煮物にすると美味しく頂けます。















2025/05/23

久須母の鯉のぼり

 子供時代は鯉のぼりとは無縁だった万屋です。



私の子供時代の昭和30年代前半はほとんどの庶民の家では鯉のぼりなど揚げることがありませんでした。

それだけ戦後で物資が不足していたからでしょうけど、

かと言って不満を述べる子供も少なかった時代でした。

誰もが無くて当たり前で有れば贅沢と思っていたのでしょう。


それが今は物資が豊富なのに揚げる家が少ない・・・

少子化だとか核家族でマンションやアパート暮らしが多いからだとか・・・

揚げることなく不要になった鯉のぼりはひな人形同様にこうして一堂に集められて日の目を見ています。


普通ならおじいちゃんが毎朝、日課のように掲げていたはずだった鯉のぼり、

五月の風に集団で気持ち良く泳ぐのを見て何とも複雑な気持ちになりました。



















2025/05/21

今年は当たり年の山藤の花

 昨年お気に入りだった季節商品の”カルピス芳醇メロン”が今年も発売されるようでホッとしている万屋です。




山藤の花は毎年咲くのですが、年によって花数が違います。

今年は当たり年と言って良いほど何処の藤の花も見事です。

おかしな天候が続いている昨今ですが、こんな条件でも藤の花にとっては良いことなのでしょう。


花の下を通ると甘い香りがして良いものですね。


そう言えば以前に能登半島を訪れた時、海岸端の崖の上に咲いていた山藤は、

まるでナイヤガラの滝を思わせるように咲き下がっていました。

今思い出しても懐かしい風景・・・

その崖もあの地震で大崩れして海へと落ちてしまっています。
















2025/05/19

乗鞍岳山開き

 乗鞍の山開きと聞くとじっとして居られない万屋です。



標高300m級の山へ車で登ることが出来る飛騨山脈の乗鞍岳ですが、

乗鞍スカイラインの崩落により通行止めとなっていました。

今年はようやく復旧して3年振りに例年通りの5月15日の山開きでした。

まだ残雪が多くて高山植物の開花も見られませんが、

残雪のシャチ模様が美しい眺めが満喫出来るのは今です。


乗鞍岳へはマイカー規制のため自家用車での入山は出来ない代わりに、

シャトルバスやタクシーでは行くことが出来て麓のほおのき平駐車場、

または平湯温泉から乗鞍スカイライン経由で簡単に行けます。


真夏の暑い日は高所で涼むのも良いですね。
















2025/05/17

山菜 天然わさびとモミジガサ 

 山路が無くなった所から冒険が始まる万屋です。



山菜シーズンたけなわとなっています。

奥飛騨に於いても早い所ではもうわらびもウドも出ていて、それが終わると山菜も終了です。

毎年のことですが待ち侘びる割には楽しい時間は短いものですね。


そんな中、奥山へ花わさびとモミジガサを採りに行って来ました。

車で入れる所まで入って後は歩きです。

深山なのでもちろん熊に怯えながら・・・

それでもやはり山歩きは楽しいもの、今回もたくさん採らせて頂きました。





↑ 以上3枚 天然花わさび




↑ 以上3枚 モミジガサ





https://youtu.be/qAcTfVG_zQE